子宮内膜症手術と人工授精実施の記録

2013年(34歳)

11月 女性クリニックで紹介状を書いてもらい、不妊治療の専門病院を夫婦で受診。カウンセリングと各種検査が始まる。

12月 痛いと噂の卵管造影検査を受ける。検査より詰められたガーゼを抜くときのほうが痛いし気持ち悪かった。

2014年(35歳)

1月 子宮鏡検査。卵管の出口にポリープあり。日帰り手術で切除することにする。

3月 ポリープ摘出手術。ポリープは良性。

5月 子宮鏡検査。内膜が整っていることを確認する。内膜症以外には夫婦ともに問題はないとの診断を受ける。この時点で嚢胞は4×2センチに成長。手術予約を11月に入れてもらい、それまでに妊娠しなかったら手術を受ける方針にする。半年は自分でタイミング法を行う。

9月 妊娠しないため、手術に向けての準備、検査を始める。MRI初体験。

11月7日 卵巣嚢腫摘出腹腔鏡手術。右卵巣5センチ嚢胞を無事摘出。(11/6~11/11入院、11/17まで自宅療養)

12月 AMH検査。数値少し下がるが問題ないだろうとのこと。摘出後は妊娠の可能性が高まる人もいるので、4月まで自分でタイミング法を行う。

2015年(36歳)

4月 やはり妊娠しないので受診。5月から人工授精(AIH)を始める方針を固める。

5月25日 AIH1回目。

6月19日 AIH2回目。

7月15日 AIH3回目。

8月17日 AIH4回目。これまで全くかすりもしないので、体外受精IVF)を検討し始める。

10月13日 AIH5回目。妊娠する気がしないためAIHは終了。

 

35歳をすぎると妊娠する確率ががくんと下がるうえ、周囲で妊娠・出産する同年代の女性が多く、焦りがかなり増してきた。特に自分より後に結婚した職場の同僚が妊娠し、気遣いだとは思うがかなり初期に妊娠報告を受けたことがショックだった。なかなか私は妊娠しなくてと話をすると「私は排卵日付近にすごいがんばったもん」と、完全に被害妄想だが勝ち誇ったように言われ、自分の努力が足らないと言われているみたいで、そのことは後々まで引きずった。また、その同僚のフォローを上司に頼まれたことがすごく嫌だった。なんで不妊に悩む私に頼むんだという憤りと、任せてくださいとこころよく言えない自分の心の狭さに落ち込んだ。AIHで急遽仕事を休んだり遅出・早退の回数が増えたりすることもかなりストレスだった。仕事と治療の両立がとてもつらかった。