スタートラインにつけていない

39週5日の検診。

看護学生が実習に来ていて、超音波検査を見学させてくださいとお願いされた。検査の待ち時間、いろいろおしゃべりしたがすんごい可愛い子で、聞けばいまハタチだという。37歳には眩しすぎた。勉強と実習がんばって、すてきな看護師になってねと思う。

推定体重は2730g、先生からは順調と言われたが、やはり小さめなのには変わりない。前回よりは顔がよく見えた。4Dではないので、ガイコツ状態ではあるけども。

その後産科部長の診察。コワモテだが口調は柔らかい。内診後、子宮口もまだ固いし、赤ちゃんも骨盤にはまってなくてぷかぷか浮いている状態ですと言われる。初産なので仕方ないところもあるが、もしこのまま陣痛がおこっても産むのにすごく時間がかかるかも、お産のスタートラインのすごく後方からスタートを切るかんじだね、で、ここからは提案なんですが、来週月曜に入院して、薬をつかったりしてお産の準備を進めていきませんか、とのこと。いままで何人もの妊婦を見ている先生の言うことなら間違いないだろうと思い、お願いしますと答えた。自分でもあまりにも何も兆候がなさすぎると思っていたし、家で陣痛いつくるんだとドキドキしながら過ごすよりいいかもと思って、即決だった。もちろん、月曜までに陣痛が来るかもしれないが。

しかし、病院から出たあと、にわかに、特に深く考えずに入院決めたけど良かったのかなと思い直す。すぐさまネットでいろいろ調べてみる。

すると、胎児が小さめだからこそ誘発分娩になるケースが出てきた。母親からの栄養が十分にもらえないと胎児は小さめになる。環境の悪いところにおいておくよりも、早くお腹から出してあげて、母乳などで育てたほうがいいという。40週をすぎると胎盤の機能が落ちるため、胎児のためにもよくないとも書かれている。

私もこのケースに当てはまるのかもしれない。医師からは常に赤ちゃん小さめだけど問題ないですと言われていたが、もしかして胎盤の機能がよくないのかも、それか、へその緒が細いのかも、と思っていた。それで、あまり赤ちゃんに栄養がいかず小さいのかも、と。

赤ちゃんの出て来たいタイミングを待てばいいんですよーとも言われるが、そうもいってられないケースもあるのだと思う。どうしても自然なお産がしたいと私がこだわり、赤ちゃんにもしものことがあってはいけないと思う。誘発分娩に対してとやかくいうひともいるかもしれないが、気にしないようにしよう。

しかし、まだまだ全然兆候がないことに関して、先生や看護師さんから、もっと動かないとだめです!赤ちゃん出てきてくれませんよ!と怒られるのかなーと思っていたが、まったくそんなことはなかったのでほっとしている。この病院にしてよかった。ただでさえ初産で手探り状態なのに、それでも赤ちゃんを育もうと自分なりにがんばっているところに、ガミガミ言われてメンタルやられないひとなんているのだろうか。私は無理だ。不妊治療からの流れでなんとなく決めた産院だったが、私にはベストの選択だったように思う。