入院3日目

6時30分、分娩監視装置。私が寝ていると赤ちゃんも寝るらしく、いつも15分くらい余計につけていることになる。一心同体…。

8時45分、シャワー。今日から点滴スタートの可能性が高く、夕方シャワーを浴びられないので、ささっとすませる。

9時内診。2日前よりは赤ちゃんの頭が骨盤にはまってきたかなーと言われる。ちょっとずつでも進んでいるようでよかった。バルーンの効き目が少ししかないので、今日から点滴試してみることにする。今日産まれるかどうかはなんとも言えないが、可能性は低そう。点滴がはじまると肩に力が入っちゃうかもしれないけど、なるべくリラックスしてすごしてねと先生。そのためにも個室に移れてよかった。

10時点滴開始。開始前にけっこうお腹の張りが頻繁にきてますねと言われるも、まったく自覚ない。以前入院したとき、点滴を手の甲でされてとても生活しづらかったが、今回は左手首にしてもらえた。アトニンの点滴を30分ごとに10ml増やしていって、最大120mlまで入れるそうだ。2分間隔で張りがあるらしいが、そんなに頻繁に張ってるのか、と相変わらずの鈍さ。昼食も普通に完食。

13時半ごろからお腹が張ってきゅーとした痛みを徐々に感じるようになった。3分間隔くらいで痛くなる。段々痛みも強くなって、痛いと感じる時間も長くなってきた。とはいっても普通に歩けるししゃべれるレベルの痛さ。痛みが急に来る人もいるらしいので点滴をすることに恐怖心もあったが、徐々に段階を経ながら効き目を感じていくので、陣痛の予行演習になってほんとにありがたいと思った。このまま本陣痛につながればよいのだが、そううまくもいかないのかもしれない。

15時半、おやつ(焼きたてのデニッシュ!おいもとチョコ!レベルたけぇ!)を食べていたら父が来院。一昨日スマホに替えたばかりなので、LINE交換しようと言ってくる。いろいろ設定してくれと言われてめんどくせーなーと思っていたら、先生の内診があるので診察室へお願いしまーすと看護師さんの救いの声が。そそくさと父を追い出すひどい娘。内診ではぐりぐりされたが、朝のような痛みがない。同じ強さでやっているのかな?と思うくらいだった。朝とあまり変化はないらしいが、出血もあるし痛くないってことは柔らかくなって進んできてるのかもね!とのこと。

17時点滴終了。終わったと同時にポコポコ動き出す我が子。しんどかったかな。よく1日がんばったぞ。点滴終わっても痛みは続く。今から陣痛に備えて呼吸を練習しとくといいですよと言われる。痛いと思ったらまずふーっと吐く、吐いたら吸いたくなるので吸う、またふーっと吐く、を繰り返してると痛いのが終わります、と母親教室で教わってたけど忘れてた。痛くなるタイミングで試してみる。痛いことは痛いが、呼吸に意識を持っていってたらたしかに痛みをちょっとだけ忘れるかも、と感じた。意識をわざとずらす感じ。痛みがこれの何百倍も大きくなっても変わらずできるかどうかは自信がない。

夕食を食べ終えるころには、お腹の張りは多少あるが子宮収縮の痛みはほぼ感じられなくなった。

夫来院。友達などに「陣痛時や分娩時いかに夫は役立たずか」を脅しのように聞かされまくっているらしく、自分も邪険にされるくらいならずっと外で待っていたほうがいいかもと思い始めているらしい。男ってやつぁ…。私もどうなるかはわからないが、そばにいてくれたほうがきっと心強いと思う。少しでもいいから出産のたいへんさを味わってくれておいたほうがいいと産む側としては思うのだが、それは産む側のただのエゴなのだろうか。仰せのままにしてくれるらしいので、夫にイラっときたら「ちょい、外に出ててもらえる?」と言うしかない。周りのことを気にしているうちは産まれないよと助産師さんは言っていたな。

21時分娩監視装置終了と共に就寝。結局痛みはほとんどないまま終わった。